昨年に引き続き、「ルクセンブルク酒チャレンジ」を開催いたします。2022年に初開催されたこのイベントは、ヨーロッパの中心に位置するルクセンブルクで、日本酒がどれほど受け入れられ、評価されるかを示す貴重な機会となりました。今年で4年目を迎える本品評会は、ルクセンブルクならではの魅力を最大限に活かし、より多くの酒蔵に参加していただけることを期待しています。

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なぜルクセンブルクなのか
ルクセンブルクはユーロ圏における金融の中心地として有名であり、ヨーロッパ屈指の美食の国でもあります。国民がアルコール飲料に使う出費額はEU加盟国で首位を保つことなどから、現在、日本酒の新たな市場として注目されています。本品評会では、ベルギー、ドイツ、フランスに囲まれたルクセンブルクの地理的な特性も活かし、周辺のヨーロッパ諸国からも酒ソムリエ資格保持者が集結し審査を行います。より多くの専門家に酒をアピールできると考え、ルクセンブルクでの開催を決定いたしました。
2022年に初開催、その成功を受けての3年連続開催

 

2022年に初めて開催された「ルクセンブルク酒チャレンジ」。ルクセンブルクにおける初めての日本酒の品評会であることから大変注目を浴びていました。開催後の反響も大きく、日本酒は現地の方々の強い関心を集めました。その一方で、日本酒の可能性をもっと地域に広げる必要がある、主催者のその強い思いとともに2024年もルクセンブルク酒チャレンジを開催いたします。

地理的な利便性
 
ルクセンブルクは、ベルギー、ドイツ、フランスと国境を接し、ヨーロッパの中心に位置するため、地理的に非常に優れたロケーションを誇ります。優れた交通網により、ヨーロッパ全域へのアクセスが容易です。この立地は、特に物流の拠点として大きな強みを持ち、日本酒を含む製品の輸送や流通が効率的に行われるため、ヨーロッパ市場への展開に最適な環境を提供します。国際的なロジスティクスの中心地として、物理的なハブとしても非常に重要な役割を果たしています。
 
多文化共生の国
 
ルクセンブルクは、多文化共生が根付いた国であり、その人口の50%以上が移民で構成されています。この多様性が新しい文化や商品に対して開かれた受容性を生んでおり、日本酒や日本の食材、調味料に対しても高い関心を持っています。特に、グルメ文化が発展しており、日本の食材や調味料が人気を集める中で、日本酒も新たな市場として広がりを見せています。
また、ルクセンブルクという国の中では、口コミやネットワークの力が非常に強力です。規模が小さいため、情報が瞬時に広まり、影響力を持つコミュニティが形成されやすいという特性があります。一度評判が広まれば、すぐに多くの人々にその魅力が伝わり、さらなる市場拡大が期待できます。
さらに、ルクセンブルクで流行れば、その影響が隣国にも広がる傾向があります。地理的にベルギー、ドイツ、フランスと隣接しているため、ルクセンブルクでの成功が隣国の消費者にも伝播し、欧州全体での認知度向上に繋がります。
経済的な強さと消費の高い質
 
ルクセンブルクは、国民一人当たりGDPが世界No.1を誇る非常に経済的に安定した国です。この高い購買力を持つ消費者層は、美食やアルコール飲料に対する支出が非常に多く、特に高品質な製品に対する関心が高いことが特徴です。経済的な強さと安定性が、特に日本酒などの高級品に対する需要を支え、欧州市場における日本酒の新たなマーケットを開拓するための理想的な環境を提供しています。
国際的な審査基準で評価される日本酒
 
ルクセンブルク酒チャレンジ(LUXSC)は、ルクセンブルクをはじめ、ベルギー、ドイツ、フランス、イギリスなど欧州各国から集まる酒ソムリエ資格保持者によって審査されます。昨年はカナダからもソムリエが参加し、非常に国際的な審査が行われました。国際的な視点と専門的な評価基準を融合させることで、日本酒の個性と魅力をより深く引き出し、世界市場に向けたアピールの場を提供します。
 
日本酒文化のさらなる飛躍
 
昨年の成功を経て、日本酒への関心はますます高まっています。2025年もルクセンブルクの地で、日本酒の奥深さを伝え、現地の人々がその味わいを存分に楽しめる機会を創出します。本イベントを通じて、日本酒の新たな可能性が広がります。
信頼と実績を誇る主催者
 


LUXSCは、英国のSSA本部と、ルクセンブルクで日本酒の輸入・販売および教育事業を展開するGLOBAL LINK SARL(House of Japan)が共催する国際的な品評会です。開催地は、格式ある在ルクセンブルク日本国大使公邸。日本酒市場を熟知するGLOBAL LINK SARL(House of Japan)代表のマキコ・グレーフィン・フォン・オーバンドルフ氏と、SSA教育部門責任者であるイヴ・マルタンボアクレール氏の専門知識と情熱が、貴蔵の日本酒を世界の舞台へと導きます。

Makiko Gräfin von Oberndorff 

Yves-Martin Boisclair

ルクセンブルク酒チャレンジ2025にぜひご参加ください。あなたの日本酒が、ルクセンブルクを通じてヨーロッパ全土に広がる可能性を秘めています。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

国際的な審査員
 
ルクセンブルクだけでなく、ベルギー、ドイツ、フランス、イギリスなどを含む欧州諸国からも酒ソムリエ資格保持者が集まり、審査を行います。この国際的な視点が加わることで、より客観的で多角的な評価が可能となり、各酒蔵の日本酒が世界にアピールできる絶好の機会となります。
 
 
広がる日本酒文化
 

昨年の成功を受けて、日本酒に対する関心がさらに高まっています。今年もルクセンブルクの地で、日本酒の魅力を広め、現地の人々にその味わいを体験してもらう機会を提供します。

 

イヴ·マルタン ボアクレール

マキコ グレーフィン・フォン
オーバンドルフ

「ルクセンブルクは、地元のワインやビールの愛好家が多く、半数以上が外国人というインターナショナルな土地柄ですが、人々は新しいものに大変興味があります。まだルクセンブルク内の日本酒市場は未開の地ですが、ルクセンブルクの国際的な人々に新しい刺激を与えることができるのは間違いないです。今こそ、ルクセンブルクの人たちに日本酒を紹介するのに絶好の機会です。どうぞお見逃しなく!!」
 
ルクセンブルク在住酒ソムリエ
GIO-KENICHI BREDEN
ブレーデンギオ・健一